- 書名:『定本 久生十蘭全集(全12巻)』
- 著者:久生十蘭
- ISBN: -
- 刊行日:2008年-
- 価格:1~7巻:9,500円(税別)、8~11・別巻10,000円円(税別)
- 発行:国書刊行会
- ページ数:-
- 形態:-
お金不足により手も足も出ないので、ヤフオクで使わない物いらない物を2014年の末から売っている。
一眼レフカメラ、電子書籍リーダー、映像編集ソフト、ゲームソフト、マンガなどは出品すればすぐに売れた。
だが、文字だけの本が売れない、売れないったら売れない。
一番高く売れると踏んでいたのだが、全く売れない。
ホントに売れない。
出品しているのはちくま文庫の千夜一夜物語の全集、そして国書刊行会から出た久生十蘭の全集(12巻)である。
千夜一夜物語は1万円行けばいいかというところだが、久生十蘭の全集は1冊が定価10,000円近くになり、それが12冊あるので中古とはいえ100,000円近くで売れてほしいと思っていた。
でも売れないのだ。
久生十蘭を初めて読んだのは大学時代のことだ、現代教養文庫から出ていた久生十蘭傑作選を大学の図書館で読んではまったのである。
それから久生十蘭傑作選をすべて集め、朝日文庫のものも全て買ったのだが、まだまだ物足りない。
数年前に十蘭の全集が出るというので、吉祥寺のパルコブックセンターで予約をした。配本は半年に一回くらいで、毎回楽しみに買っていたのである。
とは言うものの全集は大きくて重たくて高価なので、手軽に持ち歩いて電車の中で読んだりはできない。
私の読書タイムはほとんどが電車の中なので、読むのは文庫本ばかりである。
そんな私が十蘭の全集を集めても全く読まないのはわかっていたのだが、いつか読むかもしれないし、十蘭の全集を持っているという満足感に浸りたいためだけに全て買い集めてしまったのである。
でもしかしである、金欠病になってしまった私には十蘭の全集を持っていることから得られる心の満足感よりも、コンビニに入って食べたいお菓子が買えるというお腹の満腹感の方が大事なのであった。
出品して、落札されて10万円手に入れて幸せになる図を想像していたのだが、売れないんだ。
なんでだ。
だれか買って!
(結局売れました、詳細はこちら↓)