仕事が早い時間に終わったので会社の近くにある渋谷センター街のブックオフに行ったら、GUになっていた。
調べてみると2018年の7月に閉店していたようだ。
無くなってから半年以上気づかなかった、さらに私は半年以上センター街に行っていなかったっつーことだ。
ブックオフの存在を知ったのは私が大学生の頃だが、そのときは黄色い下品な看板で、八百屋みたいに威勢よく本を売っていたので敬遠していたが、100円コーナーに掘り出し物があるのに気づいてからは1ヵ月に1回くらいは通っていた。
私は渋谷のブックオフが潰れたことに気づくのに半年以上かかったが、半年に1回すら来ないようなお客さんばかりだったらそりゃ潰れるだろう。
初めてブックオフに入ったとき、なんだか汚いなと思ったのだが、ブックオフにはいまだにその感じが残っている。
それはある意味すごい事で、上場してもこなれた感じが出てこないのである。別にけなしているわけではない、ブックオフの汚い感じみたいなのを私は今は嫌いではない。
ブックオフに入るとドヨーンとした空気と特有のニオイ、これも私は嫌いではない、何と言えばいいのだろう、落ち着くというか親戚の家というか何というか。
さらにマンガの棚の前にズラーっと並んで立ち読みをしている老若男女。ホントに何て言えばいいのだろう、これは2019年の光景ではないような感じがするのだ。
コンビニに入るとおでんのニオイがプ~ンとして、雑誌コーナーで立ち読みする老若男女、みたいな光景と被るのだ。
懐かしいでしょ。
ブックオフに入ると、これは現代なのか?と私はタイムスリップしてしまったのか?と思ってしまうのだ。
店内をキラキラとキレイにしてインスタ映えしそうな感じにするか、中野ブロードウェイのまんだらけみたいな感じの魔窟を目指すかしないとブックオフは生き残れないのではないのだろうかとも思う。
でも、このままの少し汚い感じとドヨーンとニオイは残してほしいな。