久々に仕事でスーツを着てお客さんのところに行ってきた、日記を見返してみると1年半ぶりのことだった。
リモートワークで家で仕事をしている時はかなりラフな格好で仕事をしているし会社に行く時だってそこまでちゃんとした格好では行っていない。
スーツを着て客先に行くときに何が嫌かって、スーツを着る前日までが一番嫌だ。明日着るのか~嫌だなーと考えていると仕事もはかどらない。
朝起きてスーツを着てしまえばまあいいかなとなるのだがそれまでが腰が重いというか心が重くなる。
でも家を出て駅まで歩いて電車に乗るとだんだんそういう嫌な気持ちがなくなってくるから不思議だ。そんな時にいつも思い出すのがカエアンの聖衣だ。
私のスーツはフラショナールではなく大量生産されたスーツだが、なんとなくいい気分になってくる。
でもそんな気分はスーツを脱いでしばらくするとどこかに行ってしまうので私のスーツの生地にはブロッシム(フラショナールのスーツに使われている生地)は使われていないようだ。
あと、スーツを着ると自動発生するのがあの忌まわしき名刺交換である。客先に行くと大体において初めて会う人がいて、その人と名刺交換をしなければいけない。
相手が出すのが先かとか、受け取るときに両手でもらうとか、もらったら頂戴いたしますって言うとか、もらった名刺は重ねちゃダメだとか。ふざけているのか。私は手品師ではない。
そういう名刺のルールはよくわからないし覚えたくもないので私は、ゴニョゴニョ自分の名前を言いつつ曖昧に済ましているが、あれは楽しくもなんともないので早く禁止した方がいい。
またしばらくはスーツを着て名刺交換をする機会は半年以上はなさそうなので余計なことは考えず今日は早く寝よう。まる。