- 書名: 『突変世界 異境の水都』
- 著者: 森岡浩之
- ISBN: 978-4198941802
- 刊行日: 2016年12月15日
- 価格: 900円(税別)
- 発行: 徳間文庫
- ページ数: 613
- 形態: 文庫
突変を読んだのはもう4年くらい前のことだ( 続編はいつだ? ヒリヒリとするサバイバル小説『突変』 )、続きが非常に気になる小説だった。
友人と飲むために久しぶりに立川に行ったのだが、待ち合わせまでかなり時間があったので、カフェで本でも読みながら待とうと思って本を探しにオリオン書房に行った。
そこで1時間くらい何を買おうか迷って、文庫のSF棚で見つけたのが本書である。
前作を読んで続きが非常に気になっていたのだが、本書は前作の数年前の出来事を描いたもの。
大阪の広範囲が突変してしまう事件を、水都(大阪に本社を置く大企業)・アマツワタリ教団(新興宗教団体)・ベイサー(暴走族のような集団)の人達の視点から描く群像劇である。
今作も先がとにかく気になりページをめくる手がどんどんはやくなってくる感じは前作と変わらない。
私は前作から読んでしまったが、時系列的には今作=>前作なので今作から読み始めてもいいかもしれない。
今作でも謎はほとんど解決されないのだが、この突変シリーズはあと2作出る予定があるようでそこで謎が解かれるはずである。
続編を早く出して。