9:13
駒場東大前で降りて会社まで歩く。
ここから会社までの道は大体全部制覇してしまったので面白くなくなってきた。
今度はどこの駅で降りようか。
21:45
会社からの帰り、電車の中で『おばあさん』(獅子文六)を読み終わる。
早く読み終わりたかったが結構かかった。
1941年の東京を舞台にした話で、どんどん戦争の色が濃くなっていく感じに気が滅入る。
頼りなかった孫の丸子、三男の三平、丸子の結婚相手の恒夫などが「戦争」によってたくましくなる、みたいな描写にさらに気が滅入る。
1942年から1944年にかけて連載された作品だからしょうがないのか。
『悦ちゃん』の快活な感じはゼロ。
私が読んだのは2017年の朝日文庫版で本のカバーの裏表紙には「昭和初頭の家族をユーモア満点に描いた痛快小説。」とある
いやまったく違うよ。
『悦ちゃん』がちくま文庫だったので、これもちくま文庫だと思っていたが朝日文庫だった。