今回は久々に転職関係のお話をします。長いので興味がない方はもうちょっとふざけた記事とかを読んでください。
経緯
私はコロナが流行り始める前より(2019年)より細々と転職活動を続けていました。findyという転職サイトがgithubとの連携でスキル偏差値が出るというので「面白そうだな」と思って私はgithubアカウントをfindyに連携させました。それがたしか2019年の春くらいでした。
2019年の夏くらいに仕事で嫌なことがありました。会社の新人の講習を担当することになり、3か月か4か月くらい週一回のペースで3時間くらい講習をしていたのですが。その講習の発表で経営陣に嫌なことを言われたのです。詳細は言いませんがとにかく嫌な思いをしました。
それで転職してもいいかと思い始めました。
それが2019年の6月でした。
するとfindyに登録した私にスカウトメールのようなものが届きました。その会社(医療系のIT A社)に「カジュアル面談」しに行くことになったのが9月頃でした。
会社からは有休をもらって行くことにしました。
ちょうどfindyからも面談しませんか?というお誘い(findyに入りませんか?ではなくfindyでこんな仕事紹介できますよっていう勧誘みたいな感じ)が来ていたので市場調査もかねてA社のカジュアル面談と同じ日にfindyにも行くことになりました。
五反田にあるfindyの本社?に行って担当の営業さんと話をしてみました。特に新しい発見はありませんでしたがマイナビとかとは違う感じがしました。何が違うかはよくわかりませんが。
その後A社の「カジュアル面談」に行きました。「カジュアル」面談というものがなんだかわからずに職務経歴書と履歴書を持って行ったのですが、私自身の話はあまり聞かれず会社の紹介をされた感じでした。
カジュアル面談についてわかったこと
カジュアル面談というのは会社の雰囲気とか使ってる技術とかを知ってもらうみたいな、いわゆる新卒の人たちが参加する「会社説明会」みたいなものであることがわかりました。
実際に面接に進もうかどうかを受ける側がカジュアル面談で決めるみたいな感じということです。
そこの会社(A社)には私がちゃんと転職する気になったら連絡します。という感じになってひとまず終了しました。
転職してもいいかなという気持ちは少ししぼみました。
それが2019年の秋でした。
経過 2020年
それから2020年になり、新型コロナウィルスが流行り始めました。
それにより、私の所属している会社はリモートワークに移行しました。
従業員の希望によりリモートワークに移行したため、経営陣はリモートワークには前のめりではなくかなり消極的でした。
なので、「会社に来い!」という圧力が結構ありました。さらにコロナの影響でボーナスと給料が減るかもと思いました。
そのため、「これ、会社に行かなかったらクビになるかもな、でも新しい会社でもいいか」と思い始めました。
で、またfindyのプロフィールを更新したりしました。
すると「スカウト」というか「いいね」がポンポコ来るようになり、またカジュアル面談をすることになりました。
新型コロナウィルスが流行っているので、実際に会社に行くのではなくリモートでの面談でした。
発見でした、「そうか、リモートワークだと少し休むだけで自由に面談ができるのか!」。
で結局2020年はカジュアル面談を6社受けました、全部リモートでZoomかmeetでの面談でした。
しかしまあ結局2020年はなんとか無事に乗り切りました、ボーナスも給料も下がらなかったからです。なので、カジュアル面談だけ受けてその次には進みませんでした。
さらに、いつも家族や会社の人としか話さないのでZoom越しとは言え、違う会社の人と少し話すというのは新鮮で楽しかったです。
他社の開発方法や、新技術を聞くのは勉強にもなります。
経過 2021年
2021年は1社だけ受けました。
あと、2019年に始めてカジュアル面談を受けた会社(A社)から「最近どうですか?」という連絡が来たので、暇つぶしにカジュアル面談を受けました。
2021年にカジュアル面談を2つしか受けなかった理由は、給料が上がってしまったからです。
上がってしまったというのはうれしくないような感じですが、まあうれしいっちゃあうれしいです。でもなんで給料が上がったのかの理由はほとんど示されてないので、自分で勝ち取ったという感じではなく、流れでなんとなくもらったみたいない感じです。
腑に落ちない感じというか。
転職しかけた2022年
で2022年となり、コロナがやっと落ち着いてきたたので、いや会社の売り上げがついに減ってきたということを聞いたので転職に前のめりになりました。あと2022年の春にfindyから連絡があり、findyの担当の方と面談をしたのも大きかったです。
またカジュアル面談を再開しました。
2022年は10社以上のカジュアル面談を行いました。
以前のカジュアル面談は、スカウトがあってちょっとでもいいかなと思ったところとしましたが、今回は自分の好きなことをやっているか、もしくは使用技術が面白そうかという点で受けました。
重視した点
- リモート可かどうか
- 給料が今と同額くらいもらえるか
- ブラックじゃないか
- 5年後も会社がありそうか
- 今の私の会社よりモダンな環境か
- 私の居場所がありそうか
- 雰囲気がよさそうか
- 仕事が楽しそうか
下記は受けた順です。
A社
- 業務内容: 医療系SNSなどを作ってる会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談数回 => 1次面接 => 2次面接 => 3次面接 => 社長面接 => 辞退
- 感想: 縁があり社長面接まで行ったが結局断った。社長とあまり合わないかなと思った
B社
- 業務内容: 電子書籍のアプリを作ってる会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: 自社サービスを展開していると思ったが、実態は受託開発っぽくそれに魅力は感じなかった
C社
- 業務内容: 次世代のはてなブックマーク的なサービスを作っている会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: いいなと感じたがその後連絡をせずにフェードアウト
D社
- 業務内容: 老舗会計ソフトの会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: カジュアル面談ではあまり実態が分からなかった
E社
- 業務内容: 災害情報を集めて提供している会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: いいなと感じたが給料が下がりそうだったためそれ以降連絡はしなかった
F社
- 業務内容: 音声アプリを作ってる会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: 少数精鋭でイケイケな感じだった。実際にアプリを使ってみてあまり魅力を感じなかった
G社
- 業務内容: スマートホームのシステムと機械を作ってる不動産系の会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: 数年後にIoT部門がなくなってるのではないかと思った
H社
- 業務内容: 会計ソフトの会社(D社のライバル)
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 一次面接 => 落とされる
- 感想: 一次面接で落ちるとは思わなかった
I社
- 業務内容: 地図と地図サービスの会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 一次面接 => 給料下がるよ(希望給与とのギャップ 100万ほどさがる)
- 感想: カジュアル面談の感じだと入れるかなと思ったが、給料が結構下がるという結果に
J社
- 業務内容: セキュリティ情報を集めて提供する会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: 面談中リラックスできず。合わないなと思った
K社
- 業務内容: 素材研究のDXをしている会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: 面白そうだったがその後連絡せずにフェードアウト
L社
- 業務内容: 企業間の契約のDXを行う会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 1次面接 => コード試験 => 落ちる
- 感想: コード試験で失敗した。ただ、その結果が来るまで1週間くらいかかった。なんでだろう
M社
- 業務内容: 福祉系のITの会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 2回目のカジュアル面談 => 2回目のカジュアル面談の印象が悪すぎてさよなら
- 感想: 1回目が30分で終わり、もうちょっと知りたいと思い2回目のカジュアル面談を受けるも2回目の人の印象が悪すぎた
N社
- 業務内容: Qiitaみたいなサービスを作っている会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: 面談の記憶がほとんど記憶がない、なんでだ
O社
- 業務内容: 建築DXを自社開発のIoTデバイスで解決する会社
- ポジション: フロントエンド
- 経過: カジュアル面談 => 終了
- 感想: すごく楽しそうだったが起業直後のため給料が低いよと言われる
この中で行こうと思ったのが6社くらい、総合的に考えて決めたが、楽しそうじゃないところは切った。
結果
1次面接に進んだのが4社、
1次後に落とされたのが1社。
1次後のテストで落とされたのが1社。
1次後に給料下がりますが2次行きますか?と言われたのが1社。
最終面接まで行ったが断ったのが1社。
そしてしばらくは転職はしないことにしました。結局私は今あまり転職したくないのかなと思いました。
今回分かったこと
カジュアル面談だけの印象で行けると思わないこと
まず大体において「スカウト」とか「いいね」が来て、それにリアクションする形でやり取りが始まっていきます。こちらからアクションを起こすこともできますが今回の私はあちらから何か来るのを待ってました。
つまり、「あっちから誘われた」という状態でカジュアル面談に望んでいました。
こちらからするとワザワザ連絡してきているのでこっちに気があるのではないかと思ってしまっていましたが、誘っている側からすると「よさそうな人」に鉄砲を数打っているはずで誘ってきているわりにはそこまでの熱意はない感じでした。
カジュアル面談で話した時、私の現年収を維持できます!みたいに言っていた人事の人がいたが、1次面接後に、年収が100万ほど下がります。。。どうしますか?というのがありました。結構ひどい話です、というか私は根に持ってます。適当すぎます。
簡単なテストがありますけど落ちる人はいません、みたいに言っていたので安心していたら、それに落ちてしまったというのもありました。
テスト落ちたのは私のせいかもしれないですが、なんというかまあ適当なこと言うなよって思います。
1次面接に、この人大丈夫?って感じの人が出てきて、30分くらいで終わって、落とされるみたいなこともありました。時間を返してほしいです。
いろんな人がいる・会社がある
簡単に自己紹介してくださいみたいに言ってくるところがありますが、findyかforkwellのプロフィールちゃんと読めよって思います。それを元に質問しろよって思います。
さらに、「その人の作ってきたものを重視する」みたいに言っている割には私のプライベート開発のアプリに触れたのは1社だけでした。私は結構それを根に持ってます。
あと、開始時間になってもZoomやmeetに現れないというのがけっこうありました。面接とか面談に遅れるのは無しでしょ。リアルじゃなくて、オンラインなんだから時間合わせるの楽でしょって思います。なめんなって思います。
あとは、ほとんどプロフィールとか経緯を把握してないタイプです。なんで自分が面接官やってるのかわかんないタイプの人もいました。
なんか質問ありますか?って聞くだけの人もいました。いや、質問するのはお前だって思います。
ただ、そういう人たちに腹が立ったのは私があまり転職に乗り気じゃなかったからかもしれません。「なんかいいとこあったら入ってやる」みたいな上から目線で眺めていた感じですね。だからマッチしなかった気がします。
気づいたこと
転職をしようか?どうか?と迷っている時期に会社の後輩が転職をしました。数年前に今の会社に転職してきた後輩でした。
その後輩と「なんで転職するのか?」という話をしたときに、「やりたいことができていない、楽しくない」からとその後輩が言いいました。
逆に私はその後輩に比べると割と自由にやりたいことができていて、結構楽しく仕事はできていました。自分で使用技術も選定できているのでそれはいいことなのではないか?ということに気づきました。
よく考えると技術選定などに迷ったときは、面白そうかとか今後のためになるかとかの自分の利益目線で選ぶことができていました。それが会社的にどうなのかはわからないですが、私としてはそれが自分の心理的というか仕事をする上で結構外せない条件なのかなということを少し感じました。
なので、急いで転職することはないのかなと思い始めました。
給料
今更?という話になるのですが転職活動はじめてもいいかなあと思い始めたのが2019年、ちゃんと転職活動的な感じというかその前段階を始めたのが2022年で3年経っています、その3年で私の給料は下がらずに結構上がってました。
なので、行きたいけど給料が。。。というミスマッチがかなりありました。
面接をすると人事の人が「ちょっと高いですね」と言ってくるのです。
そういわれるとこちらも、確かにちょっと高いですね。みたいな感じとなります。
「いや高くないです!私は結構高いんですよ」みたいに言い切ればいいのですが、私はそこまで気が強くないのです。
で、なんというか「ディスカウントプリーズ」みたいになってしまうのです。
そうなったらおしまいなのに。
使ったサービス
よかったこと
- いろんな人と話せた
- 自分の価値というか市場価格がある程度把握できた
- 今の会社は結構いい環境なんだなと思えた
悪かったこと
今後
ゆっくりと探していく予定です。カジュアル面談は1か月に1回くらいはする予定です。でもしばらくは転職しないかな。