おい、青年、姓名判断が流行っているのか、そうなのか

今ちまたでは姓名判断が流行っているはずです。

そう、ホントウに流行っているのです。

先日、井の頭線に乗っていたところ、私の前に立っていた青年はFacebookと姓名判断のサイトを交互に開きながら、Facebook上の自分の友人と思われる人たちの名前をコピーして姓名判断サイトの入力欄に自分の名前(と思われる)と一緒に貼り付けて検索するということをずっとしていた。

で、私はそれが面白くてずっと後ろから見ていた。

だって丸見えなんだもん。

見たところ10代後半から20代前半の彼はおそらく大学生、大学のゼミの友人と自分との相性を調べているようだった。

たぶんゼミの人間関係で苦労しているのだろう。

ただ、それやってるヒマあったら君がしょってるリュックがおじさんにガンガン当たってるんだから前に持って欲しかったけど、気づかなかったってことはたぶん君と私との相性は最悪なんだろうよ。

違う日、私はまた井の頭線に乗っていた。

まあ通勤に使っているので毎日乗ってます。

今度は違う青年(最初の青年よりはちょっと年齢が上でたぶん20代後半)が私の前に立っていたのだが、彼も前の青年と同じく色んなアプリを開いたり閉じたりを繰り返していた。

落ち着けよと思っていると、私にもその内容が見えた。

だって丸見えなんだもん。

彼はLINEと姓名判断のアプリを交互に開いていた。

君も姓名判断か、流行っているのか姓名判断。

なんだその赤いマスクの怪しいおじさんは、赤いマスクのおじさんが姓名判断するのか。

その赤いマスクのおじさんよりも、青年の背負ってるリュックにガンガン当たられているおじさんを心配してくれ。

おそらく、今ちまたでは姓名判断が流行っていて、その姓名判断を流行らせているのは赤いマスクのおじさん、で井の頭線に乗る時のラッキーアイテムはリュックなんだよ、たぶん。

そういうことか。