『英雄の書』とNexus 5

英雄の書 上・下 宮部みゆき 新潮文庫

  • 書名:『英雄の書』(上・下巻)
  • 著者:宮部みゆき
  • ISBN:978-4101369334(上巻)、978-4101369341(下巻)
  • 刊行日:2012/06/27
  • 価格:704円(上下共に)
  • 発行:新潮社
  • ページ数:431(上)、414(下)
  • 形態:文庫

前回の投稿と同じ書き出しになるが、今年(2013年)の夏に河辺に住む友人の家に行き、その近くのブックスーパーいとうで井上靖の『四角な船』をついに見つけた話を以前書いた(→世界で4度目のやっと逢えたね)。

その時の友人(ここに書いている[ホシザキテツロウ])に本を数冊もらったのだが、その中の2冊が宮部みゆきの『英雄の書』上下巻だった。

以前から宮部みゆきは読みたいと思っていた。江戸ものを書いていると聞いていたのでいつか読めればと思いつつ今に至っていたのだ。

さらに「十二国記」シリーズも読みたいと思っていたが、今調べたら十二国記の作者は小野不由美であった。勘違いをしていた・・・

で、英雄の書である。

ある日主人公の小学生の友理子の兄が同級生殺傷事件を起こす。兄は失踪し、主人公は事件の当事者の家族となってしまう。

そんな時、兄の部屋に入った友理子に本が話しかけてきた・・・

兄は「英雄」に憑かれてしまったという、兄を助けに友理子は「無名の地」へと旅立つことになる。

と、RPGゲームのような展開の本書。

英雄の書を読んでいる最中、携帯電話を変えた。

Google(製造はLG)から11月に出た「Nexus 5」が気になっていて、携帯会社を変えてまで機種変更をした。

この「Nexus 5」だが最新のOSであるAndroid4.4を搭載した上に、CPUやメモリも最高クラスのものを積んでいて、なんと安い。

最近は世間はiPhone5Sで騒いでいたが、それよりもおそらく性能は上だ。

もともとiPhoneの使い心地のよさは知っているのだが、iPhoneはデータの管理が面倒である。

Appleの経営方針はユーザーを囲い込むという方式であり、使い心地はいいのだがデータの持ち出しなどが非常に面倒。

つまりAppleの提供しているアプリケーションを使わないとロクに使えないのだ。

居心地のいい牢獄に入れられているようで、結局居心地が悪いのだ。

数年前にiPhone4を初めてさわり、その便利さに感動したのだが、自分自身が使うスマートフォンはAndroidにしようと決めていた。

初めてのスマートフォンは2010年の11月に鳴り物入りで発売されたシャープのIS03だ。

iPhone4の数ヶ月後に発売されたこともあり、私は非常な期待を持ってIS03を購入した。

たしか5万くらいの機種代金を一括で払った。

しかし、このIS03はiPhone4とは比べ物にならないモッサリ感。

しかし、私は期待した手前、我慢をして2年間このIS03を使っていたのだが・・・

去年末に中古でHTCのJ ISW13HTを2万円くらいで購入した。

IS03とは比べ物にならないスピードと画面のキレイさで、さらに2万円ちょっとという破格での購入だったので私は大満足。

それをまた2年くらい使おうと思っていたのだが、今年の秋にNexus 5が発売となり大いに心を揺さぶられたのだ。

まず、このNexus 5は最初SIMフリー端末としてニュースになった。SIMフリーというのは携帯会社を選ばないということであり、携帯番号を記録したSIMカードを入れ替えればどの携帯会社でも使えるということである。

私はauユーザーだったので、auのSIMカードが使えるかをauショップに行って聞いてみたが、店員はよくわからないと言う。

そこでネットで調べるとauのSIMカードは使えないという結論が出ていたのだ・・・

そして私は携帯会社を変えてこのNexus 5を手に入れようと考えたのである。

EMobileでは機種代を含めて月額4500円くらいで買えるということを知った。

問題は機種代を分割で24ヶ月支払い続けなくてはならないということだが、それは4500円の中に含まれる。

auの携帯代が月額で7000円以上なので、それより安くなりさらにNexus 5も手に入るというすばらしい話だ。

しかし物事には裏があるので、まずauに電話した。

携帯代が今よりどれくらいまでなら安くなるのかを聞いてみたのだ。

しかし帰ってきた答えは、これ以上安くならないとの事。ガラケー(普通の携帯)のプランに戻せば安くなると言っていたので、スマホ使ったままプランだけガラケーにできますか?と聞いたら、そのような事は・・・と口ごもった。

口調からたぶんできるのであろうが、いろいろ面倒なことになりそうである。

なので、アリガトウゴザイマスと言って電話を切った。

それからNexus 5を販売しているEMOBILEに行った。

Nexus 5に変えると4,500円ほどになり、さらにキャッシュバックも着くとのこと。

その額は15,000円らしい。

で、決めたEMOBILEにしようと。

それでまたauに電話して解約の旨を伝えると、まず、誰でも割りというのの解約料が10,000円弱、それと電話番号を変えずに他社に移る際(MNP)の手数料が2,100円となるとのこと。

誰でも割りは9月の更新らしいので、9月に解約しないと解約料は絶対に取られるという話・・・

うーんそんなの覚えてない。

しかしキャッシュバックがあるからなんとかなると思い解約することにした。

それから再度EMOBILEの店に行くと、今度は新規契約手数料として3,150円かかるとのこと・・・

とにかく金がかかっていく、さらにキャッシュバックは15,000円じゃなくて20,000円らしい・・・

なんて適当なんだ。

とさまざまなめんどくさいことを経てNexus 5に機種変更したのだ、もちろん携帯会社はauからEMOBILEに乗り換えた。

で、電話番号は変わらないのだが携帯アドレスも変わった。

というかauのアドレスは引き継げない。

なので今回はGmailを使用することにした、今後携帯会社を変えることは大いにありそうなのでGmailを使っておけばずっとアドレスは変わらない。

で、みんなにアドレス変更のお願いを送信したのだが、Gmailを受け取れない設定にしている友人が多く(受け取れないのはほぼdocomoだった)、何人かはサヨナラしたのである・・・

と、まあ年末の携帯変更騒ぎはこのようにして終わったのである。

って英雄の書とまったく関係ない話だった。