- 書名:『はじめてのAndroidアプリ開発―Android4対応版 (TECHNICAL MASTER)』
- 著者:山田祥寛
- ISBN:978-4798035857
- 刊行日:2012/12/1
- 価格:3,000円(税別)
- 発行:秀和システム
- ページ数:563
- 形態:大型本
現在勤めている会社の業績はまだよくならない。
春の時点ではこのまま行ったら夏はやばいという話だったが、まだ潰れていない。
すぐ潰れるかどうかはよくわからなくなってきたが、転職活動を続けている。
先日面接を受けに行ったところで、「アプリ3つくらい作って持ってきてくれればいいだんけど」と、そこの会社の社長に言われた。
私は経験のほとんど無いプログラマに転身しようと考えているのだが、私を採用する方からすると私の実力は未知数、というかゼロに見えるだろう。
こんなプロジェクトに関わりました、こんなアプリケーション作りましたというのがあればいいのだが私にはそれがほとんど無いのだ。
だからどんなアプリケーションを作れるのかを知りたいのは当たり前である。
で、その発言である。
その会社は不採用となったのだが、理由を聞いてみたところ実力未知数の私に払える給料と私が要求する給料に大きな開きがあったからとのことであった。
そりゃあそうだ。
なのでこれからの面接に備えて、私の実力をわかってもらうアプリを作ることにした。
この本を買って、休日プログラマーとなり、鋭意アプリ作成中である。
そんな鋭意作成中の身で、また面接に行ってきた、そこは転職サイトで私に2度ほどラブコールを送ってきたところでさらに前職の給与を保証!と書いてあった、まあそんなに言うなら行ってやろうかという上から目線な気持ちで面接に臨んだ。
そこの会社は手書きの履歴書を持って来いというので、親しい仲からもそうでもない人たちからも悪筆で有名な私が3枚ほど履歴書用紙をムダにして3時間ほどかかっていつもならワードで数秒で出力してしまう履歴書を書き上げた。
書き上げた履歴書の文字は蛇がのたくったというか、あいうえおを覚え立ての小学1年生でもこうはなるまいという出来栄え。
これでは落ちるかなと思ったがそこは私に2度もラブコールを送ってきた会社なので大丈夫だろうと思って恵比寿にあるその会社にスーツを着て汗だくになりながら行ってきた。
まず面接の前に適正試験があった、だがプログラミング初心者レベルの私にはわからない。
でもそこは私に2度もラブコールを送ってきた会社なので大丈夫と思い、適当な答えを書いて提出して面接へ。
社長とその部下が出てきて色々説明してくれる。
私に2度もラブコールを送ってきただけあって、私にどんなポジションについて欲しいだとかいちいち詳しい。
何でうちの会社に面接に来たの?2度もラブコール送ったからもあると思うけど、と聞かれたので正直に今と同じレベルの給料がもらえそうと答えた。
あまりこういう答え方はよくないという気がしたが、それは2度ラブコールの会社である。
大丈夫だと思った。
そして最後に社長がオヤ?と思う一言を言った。
プログラマーとしての実力が心配・・・と。
やっぱり。
結局この会社は落ちた。
実際、合格しても行くかどうかは迷っていたと思うが、特に好みじゃないけどあっちがこっちのこと好きそうだったから軽い気持ちで一回飲みに言ったら、翌日メールで一方的に振られたような気持ちである。
「私、あなたとは合わない。ごめんなさい」
と。こっちから何も言っていないし好みじゃないし、てかごめんなさいって何で謝るのか?
そんなこと言われると、俺は君のこと好きだったのかもなんて考えだして、ロンリーハート、君じゃなきゃダメなのに、みたいな気持ちになってくるから不思議である。
というか本気じゃないぶん、恋愛ごっこみたいなメールのやり取りをするとあまり傷つかないのに感傷的な気分だけにはなれるからそれはそれで青春の1ページとして美しい思い出となり、本気の大恋愛でもなんでもない分、あとあと思い出してはその度にその子にメールなんかしちゃって、返ってくるのはもちろんそっけないメール。
そうされると結構気になってきて、やっぱしオレは君の事好きだったのかも、というか最初は俺に気があったよね、その時の気持ちに戻ってくれ!なんて思い始める、ああ困ったチャン。
なんでキスしなかったのか、なんで抱きしめなかったのか、おお、あの時のオレおバカちゃん、などと考え始めるのだが、そんな風に思っているのがおバカちゃんなのであって、あの時のオレは結構冷静であったはずなのである。
と、さ迷える33歳、もうすぐ34歳の転職活動は続く。