活動開始
2012年の夏に転職しようと思い、冷静になった途端無事に子供が生まれた。その興奮により会社へのネガティブな思いが薄くなり1、2か月は時々転職サイトを眺める程度であったが2012年末になりまずは応募をしようと転職サイト上で職務経歴書や履歴書を作り始めた。
2013年の初めあたりから転職サイトでよさそうだなと思う企業の求人に応募を開始した、企業側から来るスカウト求人にも応募をしてみた。
その時に応募した企業、スカウトの来た企業はその時の自分の給料と同じか、それより少ない企業が中心だった。
当時勤めていた会社の業種はソフトウェアの開発と販売、そしてゲームの周辺機器の開発・輸入・販売。私は会社の出す新製品の製品サイトとパッケージ、販促用のチラシ・動画を作るというのが主な仕事であった。Webデザイナー&その他と言った感じの肩書きになるだろうか。
Webデザイナーというくくりで見ると給料は結構もらっている方だったので、転職しようとしたときほぼ確実に給料が下がるということがわかった。
エージェントとの面接
だがしかし、会社がイヤでたまらなかったので給料はある程度下がってもいいやという思いで転職サイトを見ていた。
転職サイトからはスカウトメールというのがバンバン来るのだが、その中のほとんどが転職を仲介するエージェントという人たちからのメールであった。
(リクナビ転職はエージェントからのスカウトメールばかりでそのうち見るのがイヤになってしまった)
転職サイトがそもそも転職を仲介しているのに、さらにその中に仲介をするエージェントなどというのものがある理由がよくわからないのだが、よくわからないのだったらまずは会ってしまえと思ってエージェントの会社に面接に行ったのが2013年の2月の始めだった。
平日の面接は私には難しかったので、面接の時間を土曜日の午後にしてもらいスーツを着て行ってきた。
そこのエージェントは麹町にあるアイムファイクトリーという会社で、プログラマーでもゲーム系に強いということだった。
担当となった人の口から出るのはコナミやらDeNAやらの大手のゲーム会社の名前、給料はとにかく高いが、勤務時間もとにかく長そうな会社ばかり、おそらく自分には向かないなと思ったが自分が大きい会社でどれくらいできるかというのも気になる。
なので、ゲーム系の会社に何個かにそのエージェントを通じて応募をすることにした。
どうなるか?受かるか?面接まで進めるか?と期待して待ったが、結果は全部ダメ。しかしエージェントが紹介できる案件はいっぱいある、と言っていたので、まあしょうがないと思って次の連絡を待っていたが次の連絡はなかった。
ずいぶんとやる気のない会社だ、アイムファクトリー。まあしょうがない、ダメなとこはすぐダメだとわかったほうがこちらも動きやすい。
結局このエージェント(アイムファクトリー)との経験から転職が決まるまで転職エージェントを使う事も接触することもなかった。転職中に友人からエージェントは自分に代わりに交渉をしてくれるから非常にいいよという情報を聞いたが、私はそれ以前の問題でお互いに縁がなかったという感じだった。
連載 「新・さ迷える転職大変記」バックナンバー
- 新・さ迷える転職大変記 第1話 「会社辞めるよ」
- 新・さ迷える転職大変記 第2話 「転職活動開始」
- 新・さ迷える転職大変記 第3話 「最初の面接」
- 新・さ迷える転職大変記 第4話 「スマホゲーム嫌いなんです」
- 新・さ迷える転職大変記 第5話 「二次面接へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第6話 「活動はちょっと落ち着く、会社にはドンドン行きたくなくなる」
- 新・さ迷える転職大変記 第7話 「Javaの学校へ、そして家を買う話が出てくる」
- 新・さ迷える転職大変記 第8話 「心療内科へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第9話 「また面接へ、特にビジョンはありません」
- 新・さ迷える転職大変記 第10話 「おたく、何の会社ですか?」
- 新・さ迷える転職大変記 第11話 「心療内科、ついに終了」
- 新・さ迷える転職大変記 第12話 「そして減給、そして決意」
- 新・さ迷える転職大変記 第13話 「早く転職したいけど、そんなすぐには決まらない」
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- 新・さ迷える転職大変記 第16話 「カウントダウンは続く」
- 新・さ迷える転職大変記 第17話 「ついに逆転か?」
- 新・さ迷える転職大変記 第18話 「終章」
- 新・さ迷える転職大変記 第19話 「まとめ」