- 書名:『盗まれた街』
- 著者:ジャック・フィニィ
- ASIN:B000J8IBXQ
- 刊行日:1979/3
- 価格:340円(税別)
- 発行:ハヤカワ文庫SF
- ページ数:300
- 形態:文庫
数年前までは、古本や図書館の本などは知らない人が読んだものなので汚いと思って敬遠していたが、ブックオフの100円コーナーで安さに釣られて本を買うようになってからは気にならなくなった。
だから最近は人から本をもらうことも多い。
君が捨てるなら、僕がもらうよということだ。
この本は、私によく本をくれる大学時代からの友人からもらった。
これは本当にあった話です、というような書き出しから始まる本書は、宇宙人が知らない間に愛する家族になりかわってしまう恐怖を描いたものである。
この物語が世に出たのは60年ほど前で、その当時の人たちにとっては家族が宇宙人になるというのはリアルで結構怖かったのだろうか。
私の会社は今にも潰れそうなので優秀な宇宙人が社長になり代わって危機を救ってくれないだろうかと強く思った、って社長も私に対して同じこと思ってるか。
転職活動はやや停滞気味で12月中に次の仕事が決まる気がしない。
来週に面接があるのだが、なんというかそこに受かってもそこに行くような気がしない、というか転職するという気が少しずつ小さくなっているような気もする。
多分それは、会社が潰れそうながらも私が新しい業務に慣れ始めたのとも無縁ではない。
今までやっていなかったサポート業務や出荷業務に慣れてきて、今までやってきたデザインの業務が今は少ない。
デザイン業務は時間が読めないのだが、サポートや出荷業務にかかる時間というのは毎日ほとんど同じだ。
だから、今では午後7時台に会社を出ることができ、家に帰ると息子が起きていて少し遊べることもあるのだ。
数か月前には考えられなかったことだ。
給料も下がっているし潰れそうなので会社に不満がないというわけではないが、不満が少しなくなり転職へのモチベーションが下がっている状態なのだ。
あんなに辞めたかったのに、どうもよくわからないものだ。
まあ12月というのはセカセカと時間が過ぎ、深く自問自答するような時間もあまりないのでそうなっているだけかもしれない、1月になったらまた転職したい気持ちが膨れ上がってくるのだろう。