そして最初の面接
転職エージェントとの不幸な出会いの直後に面接の日程が3つ決まった。
- 本郷にある教育系のソフトウェア開発会社
- 六本木にあるWeb制作会社
- 渋谷にあるスマホゲーム開発会社
全て職種はプログラマー(+少しデザインもする)での募集だった。
3つともFlashができる人が条件となっていて、私のプログラミング経験はほぼFlashのものなのでピッタリの職種である。
(2013年当時はFlashでの募集は月に何個かあったが、私が転職を決めた2014年末には3ヶ月に数個という具合に減っていたので注意)
本命は本郷の会社で、教育系で安定しているのと派手に潰れたりはしなさそうな堅実さが魅力だった。
六本木と渋谷の会社はおそらくチャラチャラしていて、潰れる時も派手に潰れるのであろうという感じだったが、面接に行くだけであれば取って食われることもない、まずは面接の経験を積まなくてはと思い選んだ。
まず最初は六本木にあるWeb制作会社の面接となった。
六本木の駅すぐのビルの10階くらい?のオフィスで、入口がキレイというか威圧的でちょっと気後れした。
入ると掃除機ロボットのルンバがウィーンと静かに動いていた、通り過ぎたWebデザイナー風の社員の顔は暗くあいさつもなかった。
面接場所の会議室で15分くらい待たされて出てきたのは精力的な営業マンといった感じの明かるいおじさんであった。
転職活動開始後、初めての面接で緊張をしていたが持って行ったポートフォリオを見せながらワリとサラサラと自分のことをしゃべることができた。
仕事は、外部の会社からサイトの制作を依頼され、それに対して納期を守りながら頑張ってサイトを作って納品するという流れ。
納期間近はやはり徹夜などが発生し、割りと体育会系のノリのところであり、面接官はそういうのでも大丈夫ですか?と聞いてきた。
私は自信はなかったが、「なんとかなります!」と答えた。
面接自体はいい雰囲気で終わり、採用の通知を待つこととなった。
どれぐらい待つのだろうか、と思っていたら翌日に内定通知が来た。
しかし給与の詳細はちょっと待ってくれという内容だった。
1週間後に給与の詳細が届いたが、結果は年収が20万ほどダウンするというものだった。
年収が確実にアップするのであればこの会社に行くことも考えるが、年収が下がる上に結構業務がきつそうなので、お断りをすることにした。
しかし最初の面接から合格で幸先がいい、さらに自分自身がもらえる給与の額もこれを基準として考えていけばいい。
連載 「新・さ迷える転職大変記」バックナンバー
- 新・さ迷える転職大変記 第1話 「会社辞めるよ」
- 新・さ迷える転職大変記 第2話 「転職活動開始」
- 新・さ迷える転職大変記 第3話 「最初の面接」
- 新・さ迷える転職大変記 第4話 「スマホゲーム嫌いなんです」
- 新・さ迷える転職大変記 第5話 「二次面接へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第6話 「活動はちょっと落ち着く、会社にはドンドン行きたくなくなる」
- 新・さ迷える転職大変記 第7話 「Javaの学校へ、そして家を買う話が出てくる」
- 新・さ迷える転職大変記 第8話 「心療内科へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第9話 「また面接へ、特にビジョンはありません」
- 新・さ迷える転職大変記 第10話 「おたく、何の会社ですか?」
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