新・さ迷える転職大変記 第16話 「カウントダウンは続く」
楽しい活字中毒編集人
ついに隣の席の同僚もいなくなった。
サポートの仕事とパッケージ作成の仕事にサイトの仕事、さらに出荷。
もうカツカツです。
倉庫の引越し
そんな中会社から徒歩2分ほどのビルに借りていた倉庫を解約することとなった。
もちろん理由は経費削減のためである。
倉庫にあるものはどうするかというと会社に持ってくるということである。
出荷も倉庫でやっていたのでわざわざ移動しなくていいのは楽だが、会社の3分の1くらいがダンボールに占領されることに。
ダンボールの群れに圧迫されているような感じになり会社の息苦しさは増すばかり。
給料日
隣の同僚がいなくなったが、給料日は来た。
最後から何回目の給料日だろうか。
ほんとうに早く転職を決めたい。
社長の介入
PCソフトのパッケージの見積もりに社長が介入してきた。
想定よりも高いのだろうが、今までだったらOKが出ていたはずの金額である。
このソフトが売れても、数ヶ月会社の命が延びる程度なのだから無理して出さなくてもいいのではないかと思うのだが。
これは発売日が遅れることになりそうだ、発売が遅れると会社を延命するはずの売り上げが入ってこなくなるけど、そこはどうなのか。
見積もりは今まで頼んでいた静岡の印刷会社に加え、関東の印刷会社にも見積もりを出すことになった。
関東の方からはすぐに見積もりが来るが、付き合いの長い方の静岡の会社からは見積もりがなかなか来ない。
見積もりを取るばかりでさらに値下げを頼んでくる上に経営が危ない話も伝わっているのか、もう相手にしないことにしたのかもしれない。
結局関東の印刷会社で印刷をすることになり、静岡の方に断りの電話を入れる。
転職の勉強
Androidアプリを作る本を休日に読みながらサンプルのアプリを作っていたが、本の内容は一通り終了した。
実際に動く自分のアプリの開発を始める。
見せられるものを早く作らなくてはならない。
ECショップのCMSを作っている会社の面接
そんな中、また面接が決まった。
場所は八丁堀にある主にWebデザインをやる開発会社である。
午後に会社を早退して、割とラフな格好で向かった。
小さな雑居ビルの2階と3階を間借りしている会社だった。
簡単なテストを1時間くらい?してから女性社長が出てきて面接をした。
ショッピングセンター向けのCMSを作っているようで、業務は今の私がやっている仕事と大差はなさそう。
おそらくデザインとWebページのコーディングが主な仕事になるようだ。
さらに、残業も多そうであることがわかった。
あまり深い話をした記憶は無いのだが、テストも含めて2時間半くらいの面接だった。
受かるような気がしたが、二次面接もあるようでさらにアクがちょっと強そうな女性社長と合いそうも無いなと思い断る方針。
印刷を止める
PCソフトのパッケージは紆余曲折があったがなんとか関東の印刷会社に決まり、作成が始まっているパッケージをいったん止めろと社長に言われる。
理由は、いつもソフトを売ってくれている販売会社Aが取り扱いをしないかもしれないとなったためである。
なんだろう、こういう恩知らずな行為が他の会社からの信用を無くして今に至ると思うのだが。
だが、またひっくり返りそうだし、もう何も考えたくないのでそのまま帰った。
で、結局販売会社Aではなく販売会社Bが扱うことになる。
うーん。
焦って印刷を止めなくてよかった。
二次面接を断る
八丁堀の開発会社(デザイン多め)であるが、二次面接を断った。
お互い時間の無駄になりそうなので。
ああ、早く転職したい。
カウントダウンは続く。
連載 「新・さ迷える転職大変記」バックナンバー
- 新・さ迷える転職大変記 第1話 「会社辞めるよ」
- 新・さ迷える転職大変記 第2話 「転職活動開始」
- 新・さ迷える転職大変記 第3話 「最初の面接」
- 新・さ迷える転職大変記 第4話 「スマホゲーム嫌いなんです」
- 新・さ迷える転職大変記 第5話 「二次面接へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第6話 「活動はちょっと落ち着く、会社にはドンドン行きたくなくなる」
- 新・さ迷える転職大変記 第7話 「Javaの学校へ、そして家を買う話が出てくる」
- 新・さ迷える転職大変記 第8話 「心療内科へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第9話 「また面接へ、特にビジョンはありません」
- 新・さ迷える転職大変記 第10話 「おたく、何の会社ですか?」
- 新・さ迷える転職大変記 第11話 「心療内科、ついに終了」
- 新・さ迷える転職大変記 第12話 「そして減給、そして決意」
- 新・さ迷える転職大変記 第13話 「早く転職したいけど、そんなすぐには決まらない」
- 新・さ迷える転職大変記 第14話 「面接中に居眠りされる」
- 新・さ迷える転職大変記 第15話 「カウントダウンが始まる」
- 新・さ迷える転職大変記 第16話 「カウントダウンは続く」
- 新・さ迷える転職大変記 第17話 「ついに逆転か?」
- 新・さ迷える転職大変記 第18話 「終章」
- 新・さ迷える転職大変記 第19話 「まとめ」
アプリをリリースしました
谷川ハジメ
新・さ迷える転職大変記 第15話 「カウントダウンが始まる」
楽しい活字中毒編集人
またまた、1年ほど間が空いてしまった、今は2019年の1月。
転職活動していた時期は2012年-2014年の間なので記憶が薄れつつあり、もう遠い昔であるが、思い出して書いてみる。
お前の仕事はザツだ
前回書いたが会社が今度出すアプリの話をしていて上司にお前の仕事は雑だと言われた。
お前はユーザーを考えたモノ作りができてないと言われた。
確かにユーザーよりも自分の将来を考えている、会社が潰れるかどうかを気にしている状態でユーザーを考えた行動ができるような器量人ではないのだ私は。
しかし、会社自体の性格がユーザー優先というよりは、スピード優先で適当でもいいからリリースしようみたいな感じなのであり私にそれを言うのもなんなんだよ、と強く思ったのである。
もう、みんな心がカツカツである。
隣の席の同僚も辞めさせられることになる。
そしてついに、私の隣に座っていた同僚も辞めさせられることとなった。
その日、彼は朝会社に来てすぐに社長室に呼ばれてしばらくして戻ってきた。
いつもどちらかが社長室に呼ばれて戻ってくると、「実は会社を辞めさせられることになりました」、と冗談を言い合っていたのだが今回はやけに顔がスッキリしていた。
どうだった?と聞くと「辞めさせられることになりました」と彼は答えた。
え、ホントウ?と聞くと「ハイ」とのこと。
で、どうやら辞めさせられることはホントウのことであるとわかった。
ついに来たか。
彼は「僕がいなくなったら○○さん(私のこと)超大変になりますよ」と言った。
確かに彼の業務はすべて私に回ってくることになるはずだ・・・
すると、私も社長室に呼ばれた。
私も切られるのかなと思って話を聞くと、どうやら私に会社の内情を教えてくれるようだ。
私と隣の同僚は、どちらを切ろうか迷ったらしいが私には家族があり彼には家族が無いのが決断する要因だったようだ。
首の皮一枚でつながった感じだが結構複雑ではある。
で、会社の資金繰り的に年内はなんとかなるから年は越せるようだ。
そこで、私の転職のリミットも決まった。年内に決めなくてはならない。
まず新入社員2人が辞めていった
今年の4月に入ってきた新入社員の2人が辞めていったというか辞めさせられていった。
2人は若いし結婚もしてないからまあなんとかなるだろうと思いつつ見送る。
私は結構無責任な先輩である、すまん。
システム会社に受かるが
年内に決めなくてはとの焦りからすぐに次の面接を決めた。
会社を早退して、都内のシステム系の会社に面接に出かけた。
雑居ビルの5階くらいのそこまで広くないフロアで、5人くらいの社員がもくもくと作業をする中、パーティションの向こう側で社長と常務と面接をした。
社長は古きよき「会社の社長」という感じで、常務も見るからに「常務」という感じ。
社員をプロジェクトに派遣するタイプの会社で、おそらく私が採用されたらまずはどこかに派遣をされて常駐することになるようだ。
社長と常務二人はいい人のようだが、結果はどうか、受かるかどうか。
で、すぐに結果が来た、結果は合格。
ちょっと意外な結果であった。
しかし給料が下がるのは避けられない。
なので断ることに。
もうひとつの似たような会社
また続けて、似たようなシステム会社へ面接へ行った。
ここも社員をプロジェクトに派遣するタイプの会社だ。
午前だけ会社に出て、いったん家に戻ってからスーツに着替えて田町にある会社まで行った。
結構大きい会社のようで、面接も慣れているようだった。
履歴書には、仕事速いですとか、すぐに覚えますとか、要領がいいです、とか書いていた、面接を担当した大柄な男性は「こうやってわざわざ書いてくるということは、ウソじゃないはず」と言っていたが、「実績がないのがなぁ」とぼやいていた。
たぶんこの会社は合格しても、これまで合格してきた会社同様給料が下がることになりそう。
で、結局この会社も縁がなかった。
たしか、この条件なら取れるけど家族いるからきついよね?というメールがきたように記憶している。
引継ぎ
隣の同僚が辞めることになり、彼の業務であるユーザーサポートと出荷業務の引継ぎ作業がずっと続く。
彼の業務はこんなに大変だったのかとため息が出る。
そして、ついに彼もわが社を去っていった。
最終日は送別ランチでみんなでトンカツを食べに行ったが、雰囲気はお通夜であった。
定時の18時半になると彼は、「では」と言って帰って行った。
引き継ぎきれずに彼は結構いろいろ残していった、飛ぶ鳥あとを結構濁している。
最後までやれよと思うが、もうしょうがない。
さあカウントダウンが始まった。
次回に続く。
連載 「新・さ迷える転職大変記」バックナンバー
- 新・さ迷える転職大変記 第1話 「会社辞めるよ」
- 新・さ迷える転職大変記 第2話 「転職活動開始」
- 新・さ迷える転職大変記 第3話 「最初の面接」
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- 新・さ迷える転職大変記 第5話 「二次面接へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第6話 「活動はちょっと落ち着く、会社にはドンドン行きたくなくなる」
- 新・さ迷える転職大変記 第7話 「Javaの学校へ、そして家を買う話が出てくる」
- 新・さ迷える転職大変記 第8話 「心療内科へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第9話 「また面接へ、特にビジョンはありません」
- 新・さ迷える転職大変記 第10話 「おたく、何の会社ですか?」
- 新・さ迷える転職大変記 第11話 「心療内科、ついに終了」
- 新・さ迷える転職大変記 第12話 「そして減給、そして決意」
- 新・さ迷える転職大変記 第13話 「早く転職したいけど、そんなすぐには決まらない」
- 新・さ迷える転職大変記 第14話 「面接中に居眠りされる」
- 新・さ迷える転職大変記 第15話 「カウントダウンが始まる」
- 新・さ迷える転職大変記 第16話 「カウントダウンは続く」
- 新・さ迷える転職大変記 第17話 「ついに逆転か?」
- 新・さ迷える転職大変記 第18話 「終章」
- 新・さ迷える転職大変記 第19話 「まとめ」
広告開始しました
楽しい活字中毒編集人
こんばんは。
当サイトは広告の掲載を開始しました。
ブログを始めた当初は広告を載せるつもりはなかったのですが、年に数千円の維持費がきついです。結構きついです。それを補填するための広告です。
広告を開始するのに前後してサイトの改修も行いました。
WordPress から Hexo に移行
WordPressに特に大きな不満点はなかったのですが、サイトにログインして投稿を作ってそこにつらつらと書いて、保存して、推敲してオッケーだったら公開、みたいな流れがなんか大げさすぎるんではないか?と思い始めたのが理由です。
Vue.jsの日本語ドキュメントの改修に少しだけ参加したときにhexoというNode.jsのブログフレームワークを使ったことがあって、その時にコレ結構いいジャンとなって、いつか使おうとずっと思っていたのです。
ローカルPCで投稿を書いて、$ hexo generate
をするだけ、というのが大げさじゃなくていいなと。
で、ずっと機会をうかがっていてこの機会にWordPressを辞めて、hexoに移行しました。
WordPress上で投稿をexportして、Hexo上でhexo-migrator-wordPressを使えばWordPressの一つの投稿を一つのmdファイルとして出力してくれました。
画像のパスとか、サイト内リンクのパスとかは、ずれているので一斉置換とかでなんとかしなけりゃならないのですが、まあ結構便利でした。
移行作業自体は、1日30分くらいの時間を使って1週間で終わりました。
ミニバード(netowl) から firebaseに移行
で、さらにWordPressを辞めるのであればWordPressを動かしているnetowlのミニバードの必要はなくなります。
だから、ホスティングはfirebaseにしました。一定の範囲内(1ヶ月のアップロード総量1GB?で、総ダウンロード量10GB?)であればタダだからです。
netowlのサービスはドメイン管理のためにスタードメインだけ使用することにしました。
firebaseへの移行はドメインの指し先を変更したので1日くらいサイトが見られなくなりましたが、こんな弱小ブログは誰も見てないので全世界的な影響はほぼゼロでした。
うまくやれば指し先の変更でサイトが見られない瞬間を無くすこともできるはずです、なんで1日見られなくなったかというと勢いあまってミニバード(WordPress)の契約を切ってからfirebaseに移行したからです。
いきなり契約切ったらそりゃサイトは見えなくなります。
新旧構成
- | 旧 | 新 |
---|---|---|
ドメイン管理 | スタードメイン | スタードメイン |
ホスティング | ミニバード | firebase |
フレームワーク | WordPress | Hexo |
ミニバードが年間4000円弱で、スタードメインが1,000円強で計5,000円くらいだったのが、スタードメインとタダのfirebaseになったので年間維持費が1,000円くらいになりました。
やったー。
広告の審査
adsenseの審査は以前仕事でやったとき結構大変だったので身構えていたのですが、adsenseのページに行ってドメイン等を入れたら2,3日後には広告が表示されました。
なんだか拍子抜けです。ブログのドメインが5年以上の歴史があるので簡単に通ったのでしょうか、なぞです。
これから
当面の目標は年間維持費の1,000円をまかなえるように頑張ります。
月に100円くらい入ってくれば軽く越せるので楽勝かなとも思いますが、adsenseはたしか5,000円だから8,000円の支払いが貯まらないと入金されないはずなので油断はできません。
あけおめ
楽しい活字中毒編集人
こんばんは。
あけましておめでとうございます。
もうすぐ転職から4年ほど経ちます。
転職のときにつらかったこととかを誰かに伝えたい!と思って書き始めた 転職大変記 ですが1年以上更新が止まっています。
ごめんなさい。
もう記憶があいまいになってきて、ほとんど覚えてませんがなんとか今年中に終わらせます。
今年もよろしくお願いします。
行く年来る年
楽しい活字中毒編集人
こんばんは。
大晦日は年々ワクワクしなくなってきますね。
私の大晦日はいつもの夜と特に変わりません。
誰かの悪口でも書いてやろうかと思いましたが眠くなったのでもう寝ます。
おやすみなさい。
あらためまして、こんばんは
楽しい活字中毒編集人
あらためまして、こんばんは。
ブログをWordPressからHexoにしました。
ちょいリニューアルです。
世界の片隅というか誰にも知られていない世界の隅っこで、細々とやってきたこのブログ。
始めた当初も今も誰からも注目もされていませんが、まあいいです。
今年はほとんど何もかけなかったので来年からはどうぞよろしくお願いします。
新・さ迷える転職大変記 第14話 「面接中に居眠りされる」
楽しい活字中毒編集人
また1ヶ月ほど間が空いてしまった、今は2017年の大晦日。転職活動していた時期は2012年-2014年の間なので記憶が薄れつつあるが、思い出して書いてみる。
死ぬ気でやれ
減給されて、さらに会社の存続も危ういと言われてしばらく休んでいた転職活動を再開したが、いい会社はまだ見つからない。
会社の上司からは「死ぬ気でがんばれ」と言われる。死ぬ気でがんばれと言われてがんばれるような人がたくさんいたらたぶん会社は傾いていないし、上司が死ぬ気でがんばれって他人に言うっつーことはまあとにかくきついんだ、みんな。
死ぬ気でがんばるかどうかを決めるのは大体において自分なので、他人から言われてがんばれるかよという思いが沸いてきてやる気はどんどん無くなっていく。が、上司もきついんだなと思うと少し気持ちが楽になった。
そして、毎年秋にリリースしているPCアプリの企画書を作れと上司に言われた。
実は私はこのアプリの動画エフェクトを作る人として会社に入ったのだが、当時のプロジェクトのリーダー(私の元上司)はプロジェクトから外れてここ数年は私がほぼリーダーという立ち位置になっていた。
そのときは私が決めて私が作るという感じになっていた。実際のアプリ本体を作るのは中国にある下請けの会社なのだが、そことのやり取りは私がしていたので、まあとにかく私の仕事なんである。
さらにパッケージ作るのも、ウェブサイト作るのも私の仕事なので、毎年秋の憂鬱な仕事のひとつだったのである。
会社においては「私=そのアプリ」という図式が出来上がっていたので、逆に言うと私が死んだりいなくなったりしたらそのアプリはリリースできないんである。
だからこのアプリを出すのは今年を最後にしようと思ったのである。勝手にそう思ったのである。
会社を辞めようと思ってからもうすぐ3度目の秋となるので、アプリのリリースも辞めようと思ってから3度目ということになる。
とにかく勝手ながらこの3回目を最後にしたいなと思ったのであるわたしゃ。
恵比寿のスマホアプリ会社に面接が決まる
そしてまた面接が決まった。
恵比寿にあるスマホアプリの開発会社で、20人くらいの規模でやっている新しい会社だ。社長もたぶん30代で私とあまり年齢もかわらない。
会社の短い夏休み(3日間くらいだったと思う)の初日に面接に行ってきた。蒸し暑くてスーツが汗びしょびしょになった。
会社は恵比寿駅から徒歩5分くらいのところにある雑居ビルの1フロアだった。
会社のフロア全体を見ていないのでなんともいえないがとても狭いところだなという印象だったが、いまどきの会社っぽくエントランスはこじゃれた雰囲気だった。
まず適性検査というテストを受けた、プログラミングの基礎的な問題が書かれていた。たしかfor文で何かを作れ、みたいな問題が数個あったような記憶がある。
緊張しているのもあって、あまり問題を解けずに社長との面談に移った。
社長に居眠りをされる
社長は入社してもらったら私に会社のデザイン関係の部分を担当してほしいようだった。
いまデザイナがいないから、こういうデザインしかできていない、だからあなたにはデザインがんばってほしい!と言われたような気がするが、私がプログラミングの経験がほとんど無いという話をすると少し雲行きが怪しくなり始めた。
技術責任者も出てきてと彼と私が話し始めると、なんと社長が居眠りを始めた。注意してやろうかと思ったが、まあこりゃこの会社に縁がないのだなと思ってあきらめた。
社長が居眠りをするというのは、結果的に10回ほど受けることになった転職の面接で後にも先にもこれが初めてで最後だった。まあ失礼な社長である。
この社長は自分の話だけをしたいだけのタイプの可能性もあり、こりゃ会社に入ったら疲れるなと思った。社長にはよくいるタイプだけど最初の面接でそれ見せるなよと思った。私が会社に入らなくても何かの縁で再会するかもしれないじゃんし、そんなんで大丈夫か?
で、その会社は落ちた。行くつもりがあったかと言われるとかなり悩んで辞めた気はするが、社長に居眠りされて落とされるのは気分が悪い。
今後何かの縁があって再会してもあの社長には冷たくしてやろうと心に誓った。
※この面接のことは前にも投稿している( さ迷える33歳-転職大変記 )
そして、新入社員2人が辞めさせられる
そしてまた、人が居なくなることに。4月に入った新入社員の男女2人が辞めることになった。いや、辞めるという表現は適切ではなく、辞めさせられることになったのだ。
理由は経営がやばいから。
さすがに半年で辞めさせられるとは先輩社員の私たちも考えていなかった、本人たちは呆然としていた。そりゃあそうだ、でも半年でやばい場所から離れられると考えれば彼らにとってはまあそれだけが救いか。
辞めると決まった2人は呆然としつつもわりと前向きになっていたので、私は安心したが、周りから人がどんどん居なくなっていくというのは、残される側からするとまあ辛いですな。
早く転職したい。
次回に続く。
連載 「新・さ迷える転職大変記」バックナンバー
- 新・さ迷える転職大変記 第1話 「会社辞めるよ」
- 新・さ迷える転職大変記 第2話 「転職活動開始」
- 新・さ迷える転職大変記 第3話 「最初の面接」
- 新・さ迷える転職大変記 第4話 「スマホゲーム嫌いなんです」
- 新・さ迷える転職大変記 第5話 「二次面接へ」
- 新・さ迷える転職大変記 第6話 「活動はちょっと落ち着く、会社にはドンドン行きたくなくなる」
- 新・さ迷える転職大変記 第7話 「Javaの学校へ、そして家を買う話が出てくる」
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- 新・さ迷える転職大変記 第9話 「また面接へ、特にビジョンはありません」
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- 新・さ迷える転職大変記 第15話 「カウントダウンが始まる」
- 新・さ迷える転職大変記 第16話 「カウントダウンは続く」
- 新・さ迷える転職大変記 第17話 「ついに逆転か?」
- 新・さ迷える転職大変記 第18話 「終章」
- 新・さ迷える転職大変記 第19話 「まとめ」
新・さ迷える転職大変記 第13話 「早く転職したいけど、そんなすぐには決まらない」
楽しい活字中毒編集人
赤字のために減給をされ、これはもうやばいぞ、会社なくなるかも、急がなきゃということになり、転職活動を再開することにした、というのが前回までのお話。
営業職の2人が去り、私はビデオカメラを売る
既に前回の話でも書いたが、辞める事になった営業の2人(男性と女性)が会社を去っていった。営業職の2人とは製品パッケージや製品サイトの作成でよく一緒に仕事をしていたので、寂しかった。
従業員の数も20人に満たない会社なので2人抜けると、いやその前に2人抜けてるから4人抜けてるのか。4人いなくなるともうそりゃ半分くらい逃げた、みたいに見えるのだ、残された側からすると。
その分新入社員が2人増えたから差し引きで2人減ったわけであるけど事情を知らない新入社員2人というのはもうどうにも、なんというか、心が重い。
減給されたので年に一度の夏のボーナスも今年はないだろうと思い、数年前に購入したビデオカメラを売ることにした。
その年は会社が社長によると設立以来一番儲かったという年だった。ボーナスも多く出たのだ。まあ本当はそれが業績が下降線になるターニングポイントだったようにも思うのだがその時はそんなことには気づかない。
お金が入ったから社員旅行にも行こうかとなり、みんなで海外まで旅行に行ったが、そんなことしてる場合ではなかったのだ。楽しかったけど。
私は結婚もしていなかったので、以前より欲しかったSONYの民生用ビデオカメラの一番高いやつを購入した。結構いい値段した、私の給料くらいした。
それで短編の自主映画でも撮ろうと思っていたが、その後に結婚をしてそれどころじゃなくなった。というか働いていたら短編映画作るのって大変です。
結局そのカメラで撮影したのは友人の知り合いのライブ映像くらいであった。ホントなんて贅沢な使い方。息子をそれで撮影しようと思ったけど、結局撮らなかった、ごめんよ息子。
で、そのホトンド使っていないビデオカメラを売り払うことにした。金額は購入時の3分の2くらいであった、懐は少し暖かくなったけど、なんというか私の大切なものがどんどんなくなっていくようなホントウに心細い気持ちになった。
そんな中Java SE 7 Bronzeに受かる
以前適当に受験して返り討ちにあった、Java SE 7 Bronzeの資格に遂に合格した。減給されて転職を頑張ろうと決めて私もちょっと頑張ったのだ。
なんというか、絶望の中の希望の一筋といったら言いすぎだけど、悪いこと続きの中では一番うれしい出来事であった。
家の購入もうれしい出来事ではあるのだが、まだローン返済が始まったばかりで私たちのものではない、収入が無くなれば私たちの手から離れていってしまう。
その点、資格なら収入がなくなっても離れて行ったりはしない。
その資格が仕事で実際に使えるのかというのは疑問の残るところではあるが、自分の自信と面接でこれを頑張りましたと具体的なものとして言えるのがでかい。
半年ぶりの面接が決まる
そして、次の面接が決まった。
前の年の11月に面接に行ったのが最後、面接が決まったのは7月だったので半年以上のブランクとなる。その会社は目黒にある開発会社であった、スマホのアプリなどを開発しているようだ。
おそらく給料は下がるだろうなとは思ったが、半年以上の面接のブランクを埋めなくてはならないし、Java SE 7 Bronzeの資格がその会社からどのような捉え方をされるのかを確かめなくてはならないので行ってみることにした。
あと、少人数でアットホームな感じの雰囲気だろうなと思ったのもある、圧迫面接みたいなのはしないだろうし、練習にはちょうどいい。
会社を早めに出て、渋谷駅から山手線に乗って目黒へ行きその会社をたずねた。
駅から歩いて5分くらいの大きめのマンションの中に事務所があった、普通に住んでる人の住居と事務所などが混じって存在してるようなところだった。
経理と人事を担当していると思われる、副社長的な40歳くらいのおっとりした雰囲気の男性と面接をする。
その男性よりも少し若い、というか私よりも若そうな社長もすぐに出てきた、気さくな感じで、少人数でアットホームという予想は当たった。
自社開発アプリを作りつつも、請負で大きなプロジェクトに一部の社員を派遣するような感じの業務を行っているとのこと。
Java SE 7 Bronzeを取った話をするが、反応は思ったよりも悪くなかった、その資格自体を評価するというよりも、やる気あるんですね、みたいな感じだった。つまり、マイナスにはならない感じだった。
社長はかなりマジメな感じで、私をどこの部署に配属させようか真剣に悩んでくれていた。未経験というのと、家族がいるために私が要求する給料が高いというのが私をどうしようか悩む理由とのことだった。
現状の私はプログラムの技術はほぼ0で、デザインができるという状態。なので、デザインの実績を活かしつつプログラミングを頑張れるような都合のいい現場があれば採用はできるかもということだった。
面接自体は他の社員が作業している部屋にあるソファーで行われ、面接の話は全員に聞こえている感じだった。
社長が私に適任の仕事があるかどうかという話を、他の社員にも気軽に聞いたりしていて風通しはよさそう。
目黒という立地のせいか、渋谷のIT系のようなかっこつけた感じが全くなくて、ここで働けたらいいなとは思った。
よろしくお願いしますと言って面接は終わった。
希望額と合わず落ちる
すぐに面接の結果が来た。
というか、まあわかっていたことだが、希望額と合わず今回はごめんなさいということだった。
メールをしてきたのは、経理と人事担当の感じのいいおっとりした副社長っぽい人だったので、なんでダメだったのか、そいで私が薄給でもいいですと言った場合いくらもらえることになるかを返信で聞いてみた。
すぐに丁寧なメールが来た。
見込み残業代も含めて、今の私の税込み給料から10万下がるとのことだった。希望額と出せる額に10万の差があれば採用はできない、私の希望額は減給された税込み給料と同じ額だったのだから。
減給されても現状の自分の給料が結構高めであるということと、Java SE 7 Bronzeはマイナスにはならないということがわかっただけでもよしとしようと思った。
連載 「新・さ迷える転職大変記」バックナンバー
- 新・さ迷える転職大変記 第1話 「会社辞めるよ」
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