『甲賀忍法帖』と『マルドゥック・ヴェロシティ』はすんごく似てる

ブックオフを初めて知ったのは10年くらい前、下品な黄色いカンバン、「いらっしゃいませ」と連呼する店員、そして100円コーナーが衝撃的であった。

本を流通させて、その流通にかかる費用だけをもらいますよ、みたいなビジネスライクな感じに当時は反感を持った。

「本は文化なんだ、それをお粗末に扱いやがってふざけんな!こんなとこで買ってやるか!」と当時大学生だった私は叫んだ。

10年くらい経ち、私が買う本の半分はブックオフの100円コーナーのものである。

100円コーナーは楽しい、ブックオフもいいもんだ。

『マルドゥック・ヴェロシティ』(冲方丁 ハヤカワ文庫JA)の全3巻はどこだか忘れたが、どこかのブックオフで買った、100円コーナーにあったかどうだか忘れたがとにかくブックオフで買った。

『甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖1』(山田風太郎 講談社文庫)は今の家から歩いて10分くらいの国道沿いにあるブックオフで100円で買った。

舞台は未来と戦国末期という違いはあるが、どちらも異形の集団同士が異形の戦いを繰り広げるというもの。

両者とも非常にアニメチックというか、なんというか漫画的、映像化がされているのは『甲賀忍法帖』の方だけであるが、『マルドゥック・ヴェロシティ』も前作の『マルドゥック・スクランブル』が映画化されているので近いうちに映像化するのではなかろうか?

はじめましてこんにちは

はじめまして、こんにちは。

1年前に結婚して、それが原因でとは言いたくはないが数年間続けていたブログみたいなWebサイトを閉鎖した。

本の話とか映画の話とか、日記とかを載せていて、1日に1人が見ればいいくらいのアクセス数でこそこそと5年くらい続けていた。

大学時代、映画サークルの会報をメールマガジンの形で発行していたのだが、それがWebサイトに移行した、というなんとも動機や思想があいまいな形のモノであった。

動機や思想があいまいと書いたが、実は小さな野望、いや大きな勘違いというか打算があった。

そのサイトが大きくなれば自分らにモノを書く依頼などが舞い込み、有名人になり楽に暮らせてハッピーになる。というのがその都合のいい野望であったが、そう カンタンに行くわけもなく、誰かのブログが炎上したというニュースを見るたびに私らのサイトは何書いても誰も見てないので炎上すらしないから自分らで火を 付けようとしたらチャッカマンのガスは切れているしそもそも燃えるものがないのではないか?という大きく深い疑惑などが噴出し、さらにさらに燃えるための 酸素がここには不足していて、地球から2、3光年離れた宇宙空間に漂っているのではないかという疑問も出てきて大変だったのである。

結局わかったのは燃えるには理由があるということで、燃えないのにも理由があるのである。

それがわかったくらいの時に結婚をした、他の人たちはどうだか知らないが2人暮らしはなかなか自分の時間が持てない。

で、その全く燃えないサイトを更新する気力が失せてしまい閉鎖としたわけなのである。

なのだが、週に1回の間隔で更新していたサイトがなくなると、1週間の思いや愚痴を吐き出す場がなくなり、なんだかストレスが溜まり始めて会社でもうまく行かなくなってきた。

facebookに「今日行ったオシャレなカフェのランチプレートです」と食べ物の写真を載せたり、空の写真を載せた誰かの投稿に「いいね」をしてストレスが解消されるかためしてみたが、ストレスはなくならない。

twitterで、誰かがいいことを言っていたらすぐにリツイートするようにしてみたが、そんなことでもストレスはなくならない。

結局私にはあの「燃えないサイト」が必要なのではないか?と感じ、再度同じようなサイトを始めることになったのである。

前回はサイトの性格がよくわからなくて読んでいる小数の人間すら混乱させてしまっていたと思うので、ルールを決めた。

-新ルール-

「何の話を書いてもいいけど絶対にそれを本と絡ませる」

これで私も書きやすくなるし、人気の本の紹介ブログみたいになって私の小さな野望が達成できるのではないかという打算もある。