- 書名:『バートン版 千夜一夜物語(全11巻)』
- 訳者:大場正史
- 挿絵:古沢岩美
- ISBN: -
- 刊行日:2003年-
- 価格:-円(税別)
- 発行:ちくま文庫
- ページ数:-
- 形態:文庫
ずっと職探しをしていたが、遂に次の仕事が決まった。
2014年は12月26日まで仕事だったのだが、その2014年最後の日のお昼に「採用」のお知らせが来たのである。
実は採用自体はその前の週にもらっていたのだが、給料面で折り合いが合わず断っていたのだ。
理由は、ボーナス額が多すぎるため、月の給料が低いという点である。
ボーナスが多けりゃいいじゃないかと思うが、月の給料が低けりゃ家族を持つ身としては辛いのである。
「ボーナスが多いのは魅力的なのですが、月給が低いので」と断ったのだが、「じゃあボーナス分を月給に還元します、ボーナスは低くなるけど」という回答を12月26日にもらったのである。
面接自体は12月の中ほどに行なっていて、雰囲気やら仕事の内容やらはかなり自分自身の希望と近いものだったので、できれば行きたかった。
だから、ほぼ即決で「行きます!」と答えたかったのだが、一応焦らして、というか冷静になりたかったので「年内考えさせて」と返答した。
会社の大掃除と納会を終えて家に帰って妻に相談した。
「いいのではないか」という答えをもらい、自身でも再度考えて、「行きます!」とメールをしたのが12月の29日だったか。
そして2015年の仕事始めの1月5日、今の会社の上司に「辞めます」と伝えたのである。
上司および社長の反応が「辞めないで!」だったら困るなあと思っていたのだが、反応は案外あっさりしていて「やっぱりな」という顔をしていた。
実際私が辞めると月に50万弱くらい(給与額プラスモロモロのランニングコスト)コストが浮くことになるはずなので、経営が苦しい会社としては痛いと同時にうれしくもあるのだろう。
社長は、私が辞めることに対して「気持ち的には半々です」と言っていた。
なんとか次の仕事は見つかったが、年末年始の忘年会やら新年会やらでお金が必要となり、ヤフオクでいろいろなものを売った。
一眼レフカメラや映像編集ソフトなど。
しかし、小金が入ったために気が大きくなりすべて使ってしまい、また金欠となりヤフオクに再度出品する予定となった。
売るつもりではなかった全集などの本を売ることに決めて、最初の白羽の矢を立てたのが『バートン版 千夜一夜物語(全11巻)』。
以前、ヤフオクで父の遺した10,000円以上で売れるはずだった本を1,000円で出品し、そのまま1,000円で落札され、落札者から「こんな価格ですいません」と言われた苦い記憶がある。
ヤフオクは通常、想定落札額よりも低い額で出品をするが、本を売る場合はちょっと違って想定の落札額で出さなくてはならないという事を苦い経験から学んだのでまず今回は9,800円ほどで出品したのだが、まったく落札されない。
本以外のマンガやらカメラやらはすぐに売れたのに、普通の本をヤフオクで売るのは難易度が高いのか。何度か値を下げているのだが、まだまだ落札されず、なんとも残念な気持ちになっている。
今の会社には大学生気分の抜けないTシャツ主体の恰好で行っているのだが、新しい会社はもう少しキレイな服を着ていかないとまずそう。
だから、新しい会社に着ていく服などを買いたいのだが、それも買えるかまだわからないのだ。
果たしてヤフオクで本は売れるのか?